
金持ち父さんRich dadロバート・キヨサキさんのRadio show(Pod cast)各エピソードのまとめ&所見です。
ある程度必要な部分に絞って書き綴っていますのでご了承ください。
今回は
Failed Leadership。
普段とは角度が違うエピソードとなりました。
経済金融から離れ、実際に兵士として活躍をしたゲストを迎え、アフガンの現状とそのミスリードさ、見込み違い等の話が繰り広げました。
Rich dad radio showのホームページはコチラ

また、Podcastでも視聴できます。是非ともお風呂に入りながら聞きましょう!
Afganistan:The end of U.S. Democracy
Millions of people died. Trillions we have spent out there.
アフガンの戦争とは何だったのか?
こちらのタイムラインでも分かりますが、1999年から始まり、すでに20年以上が経過しているのですね。

RobertはMillions people diedと仰っていますが、アフガニスタンに限ると

172,390人
APNの記事に書かれています。
今回の音声でロバートが特に強調する事は、
バイデン政権はいとも簡単に引き上げを決めたように見えます。そこに実際の現場兵士の苦しみ、海兵隊の苦労は全く顧みられていません。
さらに、アメリカ人が引き上げた後に残されるアメリカをサポートしてくれたアフガン人。彼らがどうなるのか?Talibanの言葉を鵜呑みにしますか?
残された人々は殺されるか、Consentration Campに送られて態度を改めさせられるだけです。
バイデンは何人がそこに取り残されるかという事すら理解していません。
歴史から学ばない
Robert:いつも同じ失敗を繰り返します。なぜ同じ事を繰り返すのかと言うと…
”War is profitable” 戦争はUSAに沢山のお金を産み落とすからです。
実際に兵士としてアフガンや中東に赴いた兵士に話を聞く
“Afgan is more than Afgan. It sounds unpatriotic but I thinks it is the end of American Empire”(Kiyosaki)
Ryanという偽名の元兵士を招いて話を聞きます。偽名な理由は今でも組織の中に居るためです。
Ryan:アフガン退避は非常に醜く、下手で不十分です。そして目標から逸れています(Miss the mark)
Talibanが攻勢になった際は非常に明確でした。しかし、アフガンのプレジデントが逃げた後では誰も戦う訳はありません。
Afgan Armyは全く機能しなかった
公然の秘密がありました。
アフガンで20000人のアフガン兵士が配備されるはずでした。ですがその時に実際に配備されたのは10000人でした。
アフガンは既に20000人配備に必要な資金を援助されていました。しかしそれを使わずに懐に入れたり、指導部への賄賂として利用されました。
報道ではアフガン兵の数はTalibanの3倍と報道されていましたが、全く信じませんでした。
金持ち母さんKim Robert ”What is the reality?”
アフガン軍の実態ですが、実際に軍隊を設立するというよりかは、仕事を斡旋していたようなものでした。
Robert:(少々不明瞭になりますスミマセン)Taliban兵やAfgan兵の目をじっと見つめた時に分かる事は、Taliban兵は戦う準備も意思も持ち合わせており、私は恐怖に感じる。
Afgan兵は、マクドナルドで飲食して、いざという時は逃げる事しか考えていない。
Afgan人男性はマクドナルドで職を得る程度ならどうだ?
Ryan:No. それさえも無理そうです。Afganでは今大きな薬物問題を抱えています。Opiumが簡単に入手できるのです。
女性への資金が全く投資されていない
何百万ドルという資金がアフガン女性が政府や軍隊で働くために拠出されました。実際に女性に使われているのは1%にすぎません。
Nation-building 大失敗
アメリカが巨額の資金を拠出し、アフガンのPatriotism & Loyalityを BUY しようとしましたが、失敗に終わり悲しく思います。
バイデンに対し、Nation-buildをする際に歴史を省みなかった事への批判もあります。
そして今は中国が飛んで来てTalibanと友達になろうとしています。
Ryan: Afganは物凄い数の部族がいます。この部族の移り具合を知るには簡単では無く、経験豊富なアナリストが必要です。
Talibanは既に40年以上も戦いを続けています。
今回の失敗はIraqの時と同じです。どのようにしてCtrlするかなど、全てにおいてNo Planでした。
Afgan Nation-Buildingの過ち
Ryan:全てにおいてアメリカと同じような国を作ろうとしました。
資金を与え、USAと同じ形のGovernmentを設立。そしてアメリカを含む西側諸国と同じモラルスタンダードで政治をしなさい。生活をしなさい。
Afganは少なくとも500年以上は西側との文化とかけ離れています。
その様な国や国民に西側のスタンダードを求め、Day1 Day2で西洋と同じようにふるまえ。それでは成功は絶対にありません。
Kim:残された人たちは?
Ryan:ここは実際では無く良そうですが、アメリカ人はもちろん全員退去。協力者はアメリカで市民権を与えられるのではないでしょうか。
ここまでRobertの別角度の所見

Rich dad radio show
911。Osama Bin Ladenはサウジの裕福な家庭から生まれた。アフガンとは全く関係なかった。
今の懸念は、Communism、Marxismがアメリカの中で広がりを見せている。それはアメリカのSchoolシステムの中にも。
“Why don’t we teach money in schools?” Because they don’t want us to know that.
なぜコミュニストの広がりが私達に分からないのか?
それは、Communist Manifestを我々が知らないからだ。
Afganによって私のVietnam Warの悲しい記憶が蘇る。
Kim:Bidenの撤収日8月31日の意味は?
Ryan:事前にAfgan GovermentにUS Militaryが8月31日までに撤退すると伝えていただけです。これはカブールが陥落する前やTalibanが台頭する前に伝えれれていました。
Kim:なぜ日付を公開してしまったのですか?
それに関しては分かりませんが、New York Postに分かりやすいコラムが有るのでそちらを読むと良いでしょう。
President Trumpにはプランがありましたが、Bidenが無視したという事です。
Robert: Biden “Screw you” and we screwed our friends too.
Robert: Very Weak Leaders
Robert:Politicsは非常に複雑なゲームである事は理解しています。
しかし、現場に優秀で勇敢な兵士たちがいるのなかで、政治のリーダーシップは完全に欠落しています。
Kim:政治家は現場の声を聞いていると思いますか?そしてそれを戦略に組込んでいると思いますか?
Ryan:

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“No good decision was ever made in a swivel chair.” ― George S. Patton Jr.
良い決断は回転いすに座っている人間からは絶対に出ない。General Patton
今の軍隊の問題点は、現場の司令官に決定権がゆだねられていない事です。司令官は常に通信を使用して意見を伺う事で忙しいです。
最終決断をするのは、ワシントンDCで回転いすに座っています。
Military Schoolについて
Ryan:3 things to have Successful Operation
②Decisive(決断的・決心の堅い・明白)
③Unselfishness(精粋・寡欲・無私無欲)
Missionを達成するためにTroopを大事にする。今はかなり希薄になっています。そして現在社会にはリーダーシップが欠如しています。
InitiativeとDecisiveに失敗すると、そのクルーは終わりです。Militalyの中では特に重要です。
Unselfishnessに関しては、Banker Generals(安全圏に留まる指導者層・いきなりガンダムで言うとゴップ大将)のようなリスクを取らずに安全圏に居るような将軍が多数いる状態です。
Robert:一般的な市民はリアリティを確認できません。そして現実を知らずに勝手に批判を繰り返すだけです。
最後にRyanの言葉
Societal problem。アメリカに帰国するたびに現実から離れている事を感じます。
どの様に改善するか?
望む事ではありませんが、経済が悪く事で何かしらの目覚めが起こるかも知れません。
Robert: We have lost a lot and we are continue to do so.
ロバート・キヨサキの普段とは違う雰囲気に終始した素晴らしいエピソードになった
普段のRich dad radio showは、ジョークや皮肉を沢山交えて進行されます。
ロバートやその仲間たちの考えを理解する者であれば、非常に面白いジョークであり、視聴者も楽しめます。
Showは常にロバートと参加者の笑い声に包まれています。
しかし、今回は殆どジョークは少なく、序盤や途中ではRoberが少々涙声になっているのも分かります。
今回もRobertのレッスンが至る所に!
Robertやゲストが常に話す事は
”Study History, Learn from history”
です。それは何故なら歴史は繰り返す、いや、繰り返しているからです。
今回のアフガンも、イラク戦争時の繰り返しです。
そして、Robertにとっては痛々しいベトナム戦争の敗戦を思い出させる負け戦になりました。
また、真実を知る事の大切さを教えてくれます。
特に日本のメディアは現地からの報道は一切無く、結局どこかの海外の映像を購入しているだけです。落合信彦の嘆きが分かります。
その様なフィルターのかかったものでは無く、実際に現場を知っている人物をこうして招いて真実や、見解を僕達に教えてくれます。
今回の教訓は
真実は現場でしか分からない