今回は2021年8月19日。東京オリンピックが終了した次週の記事になります。
順調にインフレが進み、米国はテーパリングを開始するのでは?という議論が盛り上がっている最中だったのですが、中国コロナのデルタ型により懸念により、停滞ムードが少しずつ出始めています。
国地域 | QE/縮小・利上げ時期 | CPI前年比 | 住宅価格前年比 |
トルコ | 利上げ3月 | 17.5% | 13.2% |
ブラジル | 利上げ8月 | 8.3 | ▲4.6 |
ロシア | 利上げ7月 | 6.5 | 4.8 |
メキシコ | 利上げ8月 | 5.9 | 1.5 |
米国 | 緩和継続 | 5.4 | 10.7 |
ハンガリー | QE縮小7月 | 5.3 | 0.1 |
オーストラリア | QE縮小7月 | 3.8 | 7/1 |
ニュージーランド | QE縮小7月 | 3.3 | 未発表 |
カナダ | 利上げ8月 | 3.1 | 8.7 |
チェコ | 緩和継続 | 2.8 | 10.6 |
欧州 | 緩和継続 | 1.9 | 4.7 |
日本 | 緩和継続 | 0.2 | 3.7 |
大規模な緩和によって物価や資産の高騰を招いた
急激な景気悪化への対策として量的緩和や金融緩和が実施されたが、現在はインフレ基調に陥っている。そのため2021年に入り世界各国の中央銀行は金融政策にて引き締めに動き始めるという「動き」が見えな秘めた。
しかし現状では中国コロナによる景気の再冷え込みが懸念されるため、利上げには慎重になる可能性が出ると専門家は指摘する。