日本は今後物価が上がらない
ネットを調べますと、日本銀行の量的緩和は2001年に開始されたようです。当時を思い出すと、僕自身はアメリカ留学中で中々日本の情緒を知る事が出来ないのですが、Yahooニュースを読みまくっていたので、日本はデフレスパイラルに陥っていた時期なのではと。
量的緩和。説明する方も楽なのですが、市中にお金をばら撒けばお金の価値が減って物の価値があがる。即ちデフレが止まってインフレに転換する。
経済学101の教科書に載っている事です。
しかしながら日本銀行の目標である物価の安定的な2%継続上昇。まったく達成できていません。
これについてゴミメディアは現日銀総裁の黒田東彦さんにイヤミな質問を浴びせていますが、恐らく黒田政策によって少なくとも0~1%弱の物価上昇は確保できているというのが常識者の見方です。
物価が上がらないのは消費者の消費マインドが著しく冷え込んでしまっているから
2001年代と比べて、いや先にグラフにて一目が瞭然。
細かすぎて見えないですが、2010年代から一気にグラフが上昇し始めています。
過去に比べてお金が増えているのに、物価が全く上昇しないのです。
皆が1万円持っていた時に、光栄の三國志Ⅱが14800円で売られていたとします。
皆が10万円に所持金が増えたのに、光栄の三國志Ⅱは未だに14800円で売られているのと同じであり、さらに買われないのです。
今後また詳しく説明しますが
皆の1万円が10万円になったとき、その9万円はどこに行ったのか?
これは物サービスの購入に向かわず、資産に向かったのです。一気に。
経済学の思い通りに動かなくなった
1900年代のシンプル経済学では、経済が停滞したら利子を下げてお金の巡りを良くし、過熱しすぎたら利子を上昇させてお金を巡らせ辛くする。
これだけで調節できていました。
残念ながらミレニアム以降はシンプル経済学が通用しなくなっています。
ここに、心理学や行動経済学などが加わり、新しい説明が必要になってきています。
今後は経済学をかじりながら、新しい人間の行動を含めてお伝えしていきます。