FRBは量的緩和を2023年まで長期維持 「完全雇用に近づくまで」
FRB、量的緩和を長期維持 「完全雇用に近づくまで」 - 日本経済新聞
【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国債などを大量に買い入れる量的緩和の指針を強化して「米国債などの購入を、完全雇用と物価安定に近づくまで継続する」と表明した。新型コロナウイルスの感染再拡大で雇用が悪化しており、長期の金融緩和を宣言して景気回復期待をつなぎ留...
去年12月の記事ですが、2023年まで市場に資金を流すという重大な表明になります。
それ以前では「今後数か月」という発表に留めていましたが、今回2023年という長期間にわたっての継続を表明しました。
量的緩和の狙い
・雇用を増やす
・物価を安定的に継続的に上昇させる
・ゼロ金利を継続
・物価を安定的に継続的に上昇させる
・ゼロ金利を継続
中国コロナ以降、どの国も経済が一気に委縮し、沢山の失業者や企業の破産を招いてしまいました。
その経済を復活させるためにはまずは金利を低し、企業が発展の為にお金を借りやすい様にします。
また、消費者向けには金利が低い事で住宅や車の購入を助ける事が出来ます。
米国が量的緩和を止める時
FRBの声明では、2023年12月まで行う、です。
ですが、その前に安定的に
完全雇用=失業率4%程度と言われている
物価上昇率=CPI2%
以上を継続的に実現出来たら量的緩和を止めるという事です。
FRBの見通しでは、2023年の年末になってやっと達成できる見込みという事で、つまり次の2年間では経済の回復は中々難しいという意図が隠れています。
米国の実質金利は世界でも低い方に傾いた
これについては次回以降にお伝えしますが
僕のEnglish First Step for 18+にてアメリカに留学する学生さんの為に今後の為替見通しでも、2023年はドル安になりやすい
とお伝えしています。
これは名目金利ではなく、実質金利では日本より米国の方が安いので、お金が日本に流れてくるという予測です。
今後とも為替予測を含めてお伝えしてきますので、是非とも定期的にお越しになって下さい。